ユーザーアカウント制御(UAC)を特定のアプリだけ例外にする設定変更方法

2024年11月9日土曜日

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ユーザーアカウント制御(UAC)

Windows11ではセキュリティを高めるため、プログラムをユーザーが意図せず起動できないようにする仕組みとしてユーザーアカウント制御(UAC)が備わっています。

ショートカットアイコンに盾マークがついているアプリが、ユーザーアカウント制御対象のアプリとなっています。

対象の場合、アプリを起動するたびに毎回確認が求められるため邪魔ですね。
ユーザーアカウント制御の例外に設定し、確認ダイアログが出ないようにするのもありだと思います。

UAC






ユーザーアカウント制御を外す方法


下記手順で少し手間をかけて設定を作成することで、任意のアプリについてユーザーアカウント制御の例外(UACの無効化)にすることが可能です。


手順1.管理者としてこのプログラムを実行する


まず、UACを外したいプログラムの起動時に「管理者として実行」するように設定する必要があります。

デフォルトで設定されている場合もありますが、とりあえず現状の状態を確認をします。

プログラムのある場所がわからない場合、ショートカットを右クリックして「ファイルの場所を開く」をクリックすれば、プログラムのあるフォルダを開くことが可能です。

フォルダを開くとプログラムを選択された状態になっているので、そのまま右クリックし「プロパティ」をクリックします。

「互換性」 タブを選択し、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックが入っていなければチェックし、OKボタンをクリックします。

続いて手順2を実施します。
(最初からチェックされている場合も同様に手順2へ)




手順2.タスクの作成

該当プログラムのショートカットのプロパティを開き、「リンク先」をコピーします。
また作業フォルダーも後ほどコピーする必要があります。





キーボードで「Windowsキー+R」 を押し「ファイル名を指定して実行」を開きます。

名前(O):に「taskschd.msc」を入力し、OKボタンをクリックしてタスクスケジューラを起動します。


タスクスケジューラが起動したら、ウインドウ右側の操作内にある「タスクの作成」をクリックします。



「操作」タブをクリックし、「新規」ボタンをクリックします

参照ボタン左の項目を選択し、先ほどコピーしたショートカットのプロパティの「リンク先」を貼り付けます。

「開始(オプション)」の項目は、手順2の最初で確認したショートカットのプロパティの「作業フォルダー(S):」の項目となりますので、同様にコピペで張り付けます。
OKボタンをクリックします。




「全般」タブに戻り、名前に任意の名称を付け(ここではTESTとして設定)、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。
OKボタンをクリックします。



手順3.ショートカットの書き換え

手順2で確認していたショートカットのプロパティで「リンク先」の項目を以下のように書き換えを行い、「実行時の大きさ」を最小化に変更します。

リンク先の変更内容は以下の通りです。

C:\Windows\system32\schtasks.exe /run /tn TEST

※/tnのあとに続く TEST については、先ほどタスクの作成で任意の名称をつけたものを設定します。




これでユーザーアカウント制御を例外に設定することが出来ました。

なおこの操作によりショートカットのアイコンがタスクスケジューラ(schtasks)のものに変わってしまいます。

実行に問題ありませんがアイコンが変わってわかりにくいなど、アイコンを元に戻したい場合はショートカットのプロパティから「アイコンの変更」を選択し、元のプログラムを選び、アイコンを変更を行います。


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