最近は高音質なハイレゾ音源でリリースされる楽曲も増加しており、それに伴い再生デバイスである音楽プレイヤーやイヤフォン、ヘッドホンもハイレゾ対応製品の種類が豊富になってきました。
またiPhone7でイヤフォンジャックが無くなり、基本はBluetooth接続で利用する形態となったことで、ワイヤレスイヤフォンも最近になって注目されたりと、音楽を聞くための環境も変化が生じています。
関連記事:iPhoneで使える高音質なBluetooth接続イヤホン(AAC対応)
今回はBluetooth接続イヤフォンでハイレゾ音源を聴くために、「aptX HD」規格対応について、調べてみました
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aptX HDとは
音声コーデック「aptX」のハイレゾ版という位置づけで、下記のような特徴があります。
- aptXとの下位互換性を持っている (aptX対応プレイヤーではaptXイヤフォンとして利用できる)
- 48kHz/24bitのデータに対応している。aptXは48kHz/16bitまでの対応
- aptX HDのビットレートは576kbps。aptXは352Kbps
要は高音質なハイレゾ音源をBluetooth対応機器で聴くために、最新のアルゴリズムを使い従来のaptXよりも伝送量を増やし、対応データ自体も拡張した新規格という事ですね。
伝送容量が増える=情報量が増える=高音質になるというわかりやすい理屈です。
イヤフォンやヘッドホンがワイヤレス化され、ワイヤレスでも高音質で音楽を聴こうと思ったら対応が外せない規格です。
もともとaptX対応のスマホは多いことからも、aptX HD対応スマホ/音楽プレイヤーは今後増えていくのではないでしょうか。
ただしiPhone/iPodについては現時点でaptX未対応でした。
独自規格大好きなアップルの事なのでこれからも対応コーデックはSBC、AACのみで行くものと思われます。
むしろAACのハイレゾ対応版を独自にリリースしそう。
aptX HD対応ヘッドフォン
ヘッドホンはオーディオテクニカから「ATH-DSR9BT」「ATH-DSR7BT」、音楽プレイヤーはAK70などが新ファームでaptX HDに対応しています。
オーディオテクニカ
Android OS 8.0からソフトウェアでaptX HD対応に
ハードウェア演算で処理されていたaptX HDが、Android OS 8.0からソフトウェアで処理が出来るようになりました。
このためスマートフォンメーカーはハードウエアにコストをかけずにaptX HD対応が出来るようになりました。
そのためこれからスマートフォン側の対応も進んでいくと思われます。
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