起動時にPCが重い
長期間起動していなかったPCを起動時、PCの動作が重くなることがあります。
重い原因を調べるため、なんとかタスクマネージャーを開きPCの状態を確認したところ、ディスク使用率が100%となっていました。
これだ!PCが重いのはディスク使用率100%のせいだ!と、PCが重くなっている間接的な原因はすぐに判明しました。
そして起動時に重い直接的な原因を調べるため、ディスク使用率を専有している原因のアプリ名称をタスクマネージャーで見ると「waasmedic agent.exe」なるものがディスク使用率の大半を占めていることが判明しました。
waasmedic agent.exeとは何か
waasmedic agent.exeはWindows Updateのファイルが破損した場合にWindows Updateを修復する目的でバックグラウンドで実行されるWindows Updateのためのコンポーネントで、決してウイルス等の怪しいアプリではありません。
またこのアプリを無理やり停止することでWindows Updateに関する不具合が発生する可能性を考慮すると、手動でサービスを止めたり自動起動しないようにしていいアプリでもありません。
PC重くなることに対する解決策
お金をかけない解決策その1
PCが重い問題のお金をかけない消極的解決策は、PC起動後にしばらく放置してアップデートのチェックを収まるまで待つという方法になります。
(つまり何もしない)
しばらく放置する時間は搭載しているPCのHDD/SSDの性能(速度)に依存します。
waasmedic agent.exeの稼働によるCPUの使用率は無視できるほど非常に低いため、CPUの性能(速度)はPCの重さとほぼ関係ありません。
お金をかけない解決策その2
こちらはWindows アップデートで残ったゴミファイルを削除するという方法です。
Windowsキー+R、またはスタートボタンのメニュー(Windowsシステムツール以下)から
ファイル名を指定して実行を起動します。
「c:\windows\SYSTEM32\cleanmgr.exe」を入力しOKをクリックします。
ファイル名を指定して実行 |
ディスククリーンアップが起動するので、Windowsをインストールしたドライブ(通常はCドライブ)を選択してOKボタンをクリックします。
ディスククリーンアップ |
次に「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックします。
これでWindowsアップデートのゴミファイルが削除されるので、waasmedic agent.exeでチェックされる状態が解消される可能性があります。
チェックが短い=重い時間が短い
お金をかけてでも解決したい場合
お金をかけてでも根本的に解決したい場合、起動ディスクをHDDより高速なSSDに換装するという手段がありますが、交換にやや敷居が高いのがネックですね。
SSD交換に関する知識が必要で交換作業にも手間がかかり、ハードルが高めとなっています。
ただしそのハードルを乗り越えられれば、普段利用しているPC環境の快適性も上がることから、一考して見る価値はあります。
なお最近はSSDへの移行ツールがSSDに標準で添付されていたり、ネットで公開されている無料のアプリも充実しているため、昔ほど難易度は高い作業ではありません。
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