インターネットの高速化のため、IPv6(IPoE)を利用しています。
しかしIPoEを利用するだけでは、インターネット(IPv4)の通信については高速化の恩恵を受けられず、遅いままです。
関連記事:自宅のネット通信高速化のため、IPoE方式に変えねばならぬ
DS-Lite(Dual-Stack Lite)
IPoEについて確認していると、DS-Liteという用語を発見したので調べてみました。
※ニンテンドー DS Liteとは無関係です。
文中なら解りますが会話の中でDS-Liteの単語が出た場合は勘違いしてしまいそう。
DS-Liteとは、IPv4 over IPv6を使いIPv6ネットワークからIPv4ネットワークへの通信を可能とする技術となります。
具体的にはIPv6パケット内にIPv4パケットを内包して通信し、ネットワーク上位装置(ISP等)でIPv6パケットからIPv4パケットを取り出して、IPv4のインターネットとそのまま通信させてしまう方法です。
要はIPv6のみを使用しているユーザーがDS-Liteを使うと、IPv4ネットワークと通信できるよー、という事ですね。
この手法なら混雑しているIPv4のフレッツ網/ISPの接続点を経由せず、快適なIPv6環境でISPまでの通信が確立できるので、インターネットの通信が格段に快適になります。
※インターネットが遅いのは、NTTフレッツ網/ISP間を接続している箇所でボトルネックとなっているため。
画像引用元interlink
OCNはDS-Lite使えるの?
2017/11現時点でOCNはDS-Liteのサービスを提供していませんでした。
OCNがサービスメニューを提供していない以上、ユーザーとしてはDS-Liteのメニューを提供しているISPに乗り換えるしか手段がありません。
探してみると、DS-Liteについては2社ほどしか提供していないレアなサービスでした。
IIJmio FiberAccess/NF
https://www.iijmio.jp/guide/outline/nbd/
Interlink ZOOT NATIVE
https://www.interlink.or.jp/service/zootnative/
またオプションメニューで提供されており、月額費用の負担が若干生じます。
ただ夜間1Mbps前後しかでない遅い環境からの乗り換えが出来るため、検討して見る価値はあります。
問題は、自宅のネット環境が光コラボのOCN光なんですよね。
フレッツ回線とISP契約が一体化しているサービスのため、切り替えには回線ごと解約しなければならず、違約金も発生してしまい費用負担が大きいため躊躇してしまいます。
実際に切り替えるとなると、OCN光解約後にまた改めてフレッツ光を新規申請という無駄な手間が発生します。
月額料金が安いから仕方がないのですが、OCN光を契約したことはちょっと後悔です。
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