たまたまAKIBA PC Hotlineの記事が目について読んだところ、思ったよりもマイニングが簡単に出来そうなので始めてみました。
(正確にはビットコイン自体をマイニングするわけではないですが、そのあたりは割愛)
マイニングをはじめてみたい人向けのPCを組む、仮想通貨に向いたPCパーツの選び方
マイニングで用意するもの
上の記事のとおり、アプリ2つをダウンロードすればすぐ始める事が出来ます。「NiceHash Miner」 マイニング実行ソフト
「Jaxx」 ウォレット(財布)管理ソフト>なくてもOK(後述)
アプリの設定は2,3項目で済むので迷う要素がありません。
・NiceHash Minerを起動して表示されるベンチマークを実行
・ビットコイン振り込み用の「WALLET」の項目にBITCOIN WALLET ADDRESSの入力
・日本円表示のためJPYを選択
BITCOIN WALLET ADDRESSはJaxxを起動すると自動で割り振られますが、NiceHashサイトで登録しても割り振られます(後述)
使用するPCは外付けGPUで処理する関係上、デスクトップPCがいいですね。
(CPUでもマイニング自体は可能ですが非常に効率が悪い=儲けがほぼない)
また古いGPUだとマイニングに対応していないこともあるため、アプリを起動してGPUを認識しない場合はGPUが対応してないと思いましょう。
(例えばNVIDIAではGTX5xxクラスとGTX6xxが対応可否の境目かも)
マイニングによるGPUの酷使
GPUの使用率の推移はGPU-Zを使うことでタスクマネージャーのように確認可能です。GPUアイドル時 ファンスピード0%
マイニング開始時 温度もGPU Load(使用率)も跳ね上がっています。
温度の上昇を検知し、GPUのファンが回り始めました
NiceHashのサイトでウォレットの登録
Jaxxを使用すればメールアドレスの登録不要でビットコイン受け取りアドレスを持つことが出来ますが、デメリットがあります。NiceHash Miner利用時、Jaxx(外部ウォレット)の場合は出金が0.01BTCからとなります。
NiceHashのサイトで登録した場合は0.002BTCから出金可能です。
ただ出金時の手数料も異なりますので、自分のマイニングスタイルを考えて受け取りアドレスを設定した方がいいかもしれません。
こまめに出金するパターンや、ある程度まとまってから出金するパターン等
GPUはAMD系のほうがマイニング効率が良い
GPUはゲーム用途の場合NVIDIA一択な現状ですが、ビットコインのマイニングとなると事情が異なり、効率面や費用対効果でAMDの人気が高いですね。
新規にPCを購入する際は、AMD系も検討対象に入れたほうがよさそう。
GPU/CPUの効率比較 Ryzen 7 1700 vs GTX1070
NiceHash Minerではインストール直後にベンチマークを取って、最も稼げる仮想通貨をマイニングする仕組みになっています。
そこでCPUとGPUでベンチマークを見てみます。
Ryzen 7 1700(3.6GhzへOC済み) 246H/s
GTX1070 39.673MH/s~4.025GH/s
SPEEDについては掘っている仮想通貨が異なるため単純比較はできません。
見るべきはBTC/DAYの項目で、1日稼働したらどの程度BTCが獲得できるかを表します。
CPU(CryptoNight)では 0.0001253BTC
GPU(Lyra2REv2)では 0.00069731BTC
ざっくりと5~6倍ほどGPUの方が稼げるようです。
リスクはないのか
元から所有しているPCを使ってマイニングする場合は新規にかかる費用としては電気代くらいとなるため、投資に対する回収をあまり考慮する必要はありません。
ただマイニング専用PCを組む場合はリスクを考慮する必要があります。
ビットコインの取引レートの下落の可能性
現在1BTCが37~38万円で推移していますが、人気が下火になった際は下落することも考えられます。
その場合、投資効率が落ちPC購入代金を賄えない可能性が出てきます。
GPU故障の可能性が上がる
GPUを酷使するため、GPUの温度上昇も激しいものとなっています。
なにも制限をしないと常用50度のところ、80度まで上昇を確認。
半導体は温度が1度上がるだけで寿命が短くなると言われているくらいですから、GPUの寿命を縮めることは確実です。
24時間利用の場合は、使いつぶすリスクが存在すると言えます。
壊れるまで使っても元が取れるくらい儲けが出ればいいのですが、儲けについては↓↓↓
儲けは1日100~200円程度?
5分ほどNiceHash Minerを稼働してみました。
0.00000164BTCで日本円換算0.63円とのこと。
単純計算、1日とするには5分×12×24となるので、0.63に×12×24をすると181円。
電気代を考えると利益は微小。
またGPU酷使中は目に見えてPCが重くなるため、普段PCを利用している際にバックグラウンドでマイニングを動作させるのは少々厳しい。
実際にビットコインのマイニングで今更儲けを出すとなると、現状なかなか難しいですね。
PC稼働中の電気代とマイニングの儲けを比較して採算がとれるかチェックするには、ワットチェッカーで電気代を確認しておくことも必要です。
ワットチェッカーで人気なのはサンワのTAP-TST8。
2000円台で必要十分な機能を有しています
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