Ryzenのクロックが下がらない
RyzenをOCして遊んでいましたが、落ち着いて常用する段階になったとき、ふとタスクマネージャーを見るとクロックが3.6GHzでずっと固定されていたのが気になりました。
CPU温度は40度前後と高くないこともありクロック固定でもいいかなと思いましたが、せっかく省電力で動く機能があるのに使わないのはもったいないと思い直し、省電力機能を試すことにしました。
オーバークロックとは逆にダウンクロックし、動作周波数が下がるように調整です。
まず電源プランのオプションを確認してみます。
プロセッサの電源管理では、「プロセッサの最大周波数の項目」しか見当たりません。
ここに本来なら「最小のプロセッサの状態」「最大のプロセッサの状態」がそれぞれ表示されているはずです。
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BIOSのPstate1設定変更
調べてみると、RyzenではBIOSでPstate1の項目がAUTOにしておく必要があることがわかりました。
X370 Taichiの場合、BIOS階層としては以下の順でたどり着けます。
advancedからAMD CBS、ZEN Common options、Custom Core Pstatesの順。
このCustom Core Pstatesの中でCustom Pstate1のデフォルト値がCustomに設定されていますのでAUTOに変更します。
最小のプロセッサの状態
BIOSを保存して再起動、再び電源プランを確認してみました。
先ほどまで表示されていなかった「最小のプロセッサの状態」「最大のプロセッサの状態」が表示されていることを確認できます。
次に「最小のプロセッサの状態」を90%から40%に変更してみました。
タスクマネージャーを見ると、これまで速度の項目に関して3.6GHz固定だったのが2.38GHzまでダウンクロックされていることを確認できました。
AMD Ryzen Masterで確認
ついでにAMD Ryzen Masterを起動してみると各コアごとクロックが変動している様子が確認できます。
(リアルタイムでバーが変動するようになります)
これでCPU関係の発熱も消費電力も抑えられるようになったかな?
CPUを使っていない時はダウンクロックしている分、ゲーム開始時など瞬間的にCPUを使うときはこれまでよりも性能が落ちることになるかもしれませんが、しばらく使ってみて許容範囲内であればこのまま常用予定です。
※BIOS(UEFI)でOCしていると、クロックが下がらない場合もあるようです。
場合によってはRyzenの自動OC機能に任せてしまう方がいいかもしれません。
Ryzen7 1700+X370 Taich使ってます。BIOS2.00からCPUのOCはCustom Core Pstatesにて入力しないといけません。が、少しでもCore電圧を盛っちゃうと、電源プランの「最小のプロセッサの状態」「最大のプロセッサの状態」が消えてしまいます。
返信削除こちらの記事を参考にさせていただき、Pstate1をAotoにしたところ――電源プランは確かに正常に戻りましたが、クロックが2.7G以上に上がらなくなってしまいました。
BIOS2.20、2.30でも同じ症状です。
BIOS1.60の時は、CPU Frequency and Voltage Changeにてクロックを3.8GHzに設定し、ずっと下にあるCPU Vcore Voltageに1.275Vに設定すれば安定し、WINDOWSの電源プランでは正常に動作しました。
Custom Core PstatesをP1~P4まで細かく設定しても、クロックは変動しません。
どうやらTaichiのBIOS2.00以降の特性で、P0を無視してP1を強制的に読み込みし、P1にて『電圧を上げるOC』をすると、電源プランのプロセッサの項目が消えるそうです。
1.60でも特に不具合はないんですが・・・メモリー周りのパフォーマンスが改善されているらしいのでBIOSを新しくしたいのですが・・・色々試行錯誤しても解決せず、疲れました^^;
BIOS2.00以降はまだ試してなかったのですが、そんな不具合があるとは・・・
返信削除現状では省電力を取るとか、メモリ周りのパフォーマンスを取るかの二者択一になりそうですね
X370 Taichiの最新UEFI(BIOS)Ver2.40にて、OCしつつクロックを変動可能になりました。
返信削除まずは、CPU Frequency and Voltage ChangeはAutoのままで絶対にいじらないで下さい。
その上でadvancedからAMD CBS、ZEN Common options、Custom Core Pstatesへと進んでいき――P0のクロックのみを設定します。私の場合は最大3.8GHzにしたいので、3800としました。
そして、P1はマニュアルにすると2700(2.7GHz)、P2が1550(1.55GHz)にて、それぞれクロックと電圧が設定されているので、そのままで。
そして、P1の電圧を基本として、OCモードの下の方にあるCPU Vcore VoltageはOffset値にして+キーで電圧を盛ります。
そうしますと、電源プランをバランスにすると3.8GHz 1.28v、1.55Gz 0.9Vと、変動する様になりました。
これで、普段はAMD Ryzen Balancedで、軽い作業や放置する場合はバランスと、使い分ける事が可能になりました^^
私のRyzenは1700なあので、OCしましたが――1800Xや1600X等なら定格でも早いので、気にしなくていいかも知れませんが、参考までに書き込みさせていただきました。
詳しい情報ありがとうございます!
削除Ver2.4でメモリが2933で動いてくれるようになったので、私的には満足していました。
返信ありがとうございます^^私もCorsair CMK16GX4M2B3000C15が2933で動いて、前より安定してベンチ等の数字も上がって満足しています。Ryzenは本当にメモリー次第で快適になりますよね!
削除それでは、お互い良きPCライフが送れます様に。ではでは、お邪魔しました^^ノシ
ryzen5 2600で1台こしらえたのですが低負荷時、アイドル時でも3750MHz固定で悩んでいたところこの記事のおかげで解決しました。感謝
返信削除ryzen 3900x asrock steel legend P3.20にて65W運用にして、省電力で2.0GHZまでさがりました。ありがとうございました
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