フリーの録画アプリにはロイロゲームレコーダーやアマレコTV(アマレココ)等ありますが、ソフトウェアで圧縮しながら録画するため、録画中にCPU負荷がそれなりに発生します。
CPU依存が高いゲームではその負荷でフレームレート低下が発生し、出来れば避けたいところ。
そこでGPUの機能を使って録画することができる、NVIDIA製のshadowplayが重宝します。
NVIDIAの録画ツールshadowplay
shadowplayではCPU負荷がかららず、GPU負荷も数%ほどと言われており、ゲームのフレームレート低下などゲームプレイに影響を与えません。
shadowplayのメリット
- 負荷を無視できるほど小さい
- MP4形式で録画され作成されるファイルの容量が小さく、HDDを圧迫しない
- デスクトップの画面を常に録画し続けることも可能で、シャッターチャンスを逃す心配がない
shadowplayのデメリット
- ウインドウモードのゲームはデスクトップ全体を丸ごとキャプチャするしかない。(動画編集ソフトなどで不要個所のトリミングが必要)
- VFR(可変ビットレート)でしか録画できないため、動画編集ソフトでそのまま編集すると音ズレが発生する
- 特定のGPUでしか利用できない(GeForce GTX 600番台以降)
と、こんな感じでメリットとデメリットが存在します。
(スポンサーリンク)
shadowplayの音ズレ対策
撮った動画ファイルをaviutlの拡張編集で編集して再出力すると、音ズレが生じます。
これは動画がVFRで撮られるためです。
対策としては以下の方法があります。
aviutlの拡張編集を使わない
動画のトリミング、不要シーンのカット程度の作業であるなら、拡張編集の機能は使わずにすむため、aviutlのウインドウに動画をドラックして読み込ませ、カット作業して出力すれば音ズレは発生しません。
VFRの動画をCFR(固定レート)へ変換
動画をCFRにエンコードし直し、その後出来たファイルをaviutlで読み込ませれば音ズレは発生しません。
拡張編集機能を使って、ゆっくり実況動画を作りたい場合などはこちらの方法が確実です。
CFRに再エンコードするアプリはHandbrakeが便利です。
Handbrakeの使い方
デメリットとしては再エンコードで時間がかかるところ。
Aviutlの入力プラグイン、L-SMASH Worksで読み込み
※この方法、完全には音ズレ回避が出来ないみたい
L-SMASH worksの最新版を導入している場合、ファイル>環境設定>入力プラグインの設定>L-SMASH works File Readerの設定をクリックし、VFR>CFRの項目にチェックを入れます。
設定の数値の意味は以下の通りで、録画したファイル元のfpsに依存します。
59.94fps:60000/1001
60fps:60000/1000
23.976fps:24000/1001
24fps:24000/1000
29.97fps:30000/1001
30fps:30000/1000
またファイル>環境設定>入力プラグインの優先度設定で、L-SMASH worksを最優先にしておきます。
shadowplay、ウインドウモードへの録画対応は難しそうですが、CFR形式の録画対応は出来ないんでしょうかね。
MSI COMPUTER 2016-07-19
0 件のコメント:
コメントを投稿