セカンダリIPアドレス使用時のデフォルトゲートウェイの設定に注意

2015年12月2日水曜日

CISCO

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ルータアイコン


検証作業中のルータにおいてセカンダリIPアドレスを設定した際に、ルータからスイッチへのTelnetが出来ず、いろいろ調べて解決したときの話です。

コンフィグ抜粋


◆ルータのコンフィグ

interface FastEthernet2
 switchport access vlan 10
!
interface Vlan10
 ip address 10.2.0.1 255.255.255.0 secondary
 ip address 10.1.0.1 255.255.255.0
!
!
!

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◆スイッチのコンフィグ

interface FastEthernet0/2
 switchport access vlan 10
!
interface Vlan10
 ip address 10.2.0.250 255.255.255.0
!
ip default-gateway 10.2.0.10


◆状況

ルータからスイッチに対してTelnetが出来ない。
ルータからスイッチ、スイッチからルータに対してはPingは通る。

◆原因

スイッチの設定、ip default-gateway 10.2.0.10の設定が原因でした。


デフォルトゲートウェイをルータのIPアドレスに向けると解決しました

 ip default-gateway 10.2.0.1に変更



セカンダリIPを利用する場合、同一LAN上でもルーティングが適切でないと通信ができないようです。


なおスイッチのアドレス体系がセカンダリIPでなく、10.1.0.0/24の体系だった場合はデフォルトゲートウェイの設定に依存せず通信はできました。


以上がセカンダリIPアドレスを使う際の注意事項です。

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まったりと生きているネットワークエンジニアです。
指先ひとつで基幹ネットワークがダウンさ(トラウマ事例)
サーバー周りは勉強中。
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