セキュアブートを有効化するにはUEFIモード/レガシBIOSモードの設定を要確認「Windows11の要件」

2021年9月22日水曜日

windows

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Windows11の要件を改めて確認


PC正常性チェックツールがバージョンアップされ、Windows11に対応しているかどうかについての詳細な条件が分かりやすいく確認出来るようになりました。

そしてPC正常性チェックツールを実行してみると、Windows11未対応理由として「PCはセキュアブートをサポートしている必要があります」と出力されました。

セキュアブートが有効になっていない状態のため、Windows11にアップグレードができない状況であることがわかりました。

セキュアブートをサポート

UEFIでセキュアブートを有効化


セキュアブートについてはOS(Windows)の設定ではなくUEFI(マザーボード)の機能なので、まずはUEFI上で有効化してみます。

ASrockマザーの場合ですが、Security>Secure Bootから飛んで

Secure BootをDisableからEnableに変更します。

ただし、Keyをインストールしていない場合は以下の警告が出てEnableにできません。

「Secure Boot can be enabled when System in User Mode. Repeat operation after enrolling Platform Key(PK)」

翻訳:セキュアブートは、システムがユーザーモードのときに有効になります。プラットフォームキー(PK)を登録した後、同じ操作を繰り返す



そのため、まずはSecure Boot Modeの項にあるInstall default Secure Boot Keysをクリックします。
(TPMで秘密鍵とか生成しているんでしょうかね?)

クリック後、Secure BootをEnableにすることが出来るようになりました。

そしてOSに戻りもう一度PC正常性チェックツールで確認しても・・・結果が変わりません。
設定変更を行っても、まだOS上からはセキュアブートを有効化していないと認識されているようです。

セキュアブートをサポート


なぜセキュアブートを有効化出来ないのか?


調べてみるとOSインストール時にレガシBIOSモードでインストールしていると、セキュアブートを有効化出来ないことが分かりました。

※OSインストール時にレガシBIOSモードか、UEFIモードのどちらかのモードでインストールされます。
インストール中に明確に表示される項目ではないため、分かりにくい個所ではあります。

なお、Windows10のインストール状態がレガシBIOSモードかUEFIモードかは、msinfo32を起動する事で確認が出来ます。

「ファイル名を指定して実行」(ショートカットキーはwinキー⁺R)で「msinfo32」を入力しmsinfo32を起動します。

BIOSモードの項目がレガシとなっているとレガシBIOSモードです。

こちらはOSインストール時に設定される項目で、インストール後に変更することが出来ません。
なんてこった。

[追記]

データ消失を伴わなずに Legacy から UEFI に データ用 SSD または Windows* がインストールされている SSD を変換する方法

上記インテルのサイトでOS再インストール無しでUEFIモードに変更できるという記事を発見。
MBR2GPT.exeというアプリを利用するそうです。
(MBR2GPT.exe自体はWindowsにインストールされているため、個別にダウンロードは不要。PC内を検索するか、Windows\System32を確認)

ただこちらの方法では色々と予期せぬトラブルの原因となりそうな可能性も否定できないため、OS再インストールが無難という情報もありました。

[追記2]

Windows10インストールメディア(USBメモリ)を使い、OSの再インストールをしてきました。

Windows10をインストールする際、これまではUEFIのブートデバイスを指定する項目で単純にUSBメモリを選んでいたところを、UEFI:USBメモリと表記されている項目を選択するように変更しました。

たったこれだけの違いでUEFIモードになるなんて知りませんでした・・・

OS再インストール自体は20分ほどで完了。

使用中のアプリを再導入にしたり、Windowsの設定のカスタマイズに1~2時間かかりましたが、それでも昔に比べてだいぶ楽です。

そして再びWindows11の要件確認ツールを起動したところ、無事にWindows11の要件を満たしている事を確認出来ました。


なおせっかくなので、OSの再インストールする際にSSDをSATAタイプの旧型からM.2に換装しました。

おかげでOS起動等、動作がキビキビになりました。
高速なNVMe SSD M.2 (2280)にアップグレード

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まったりと生きているネットワークエンジニアです。
指先ひとつで基幹ネットワークがダウンさ(トラウマ事例)
サーバー周りは勉強中。
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