「ルーターの不具合対策」chromeで帯域制御を行う

2021年8月31日火曜日

Youtube

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動画アップロードでルーターに不具合発生


Youtubeに動画ファイルを転送すると、高頻度でルーターがハングアップするようになりました。
アップロードで負荷をかけると発生する事象で、不思議なことにダウンロードでは(今のところ)発生しません。
サポートに問い合わせてみた結果「VPNサーバーの機能を停止して、CPU負荷を減らして見てください」と回答がありました。

しかしVPNサーバーの機能を停止しても状況は改善されません。
そこで転送速度を抑えてみる方向で対策を実施することにしました。

(ちなみに調子が悪くなったのは2年ほど使用しているsynologyのルーターです。これまではVPNサーバーを稼働させた状態でもハングアップするようなことはありませんでした)


アップロードの帯域制御


調べてみるとWindows10でも帯域制御が可能なことが分かりました。

外部へのアップロード用途は現状Youtubeしかなく、OSで帯域制御すると他の意図しない不具合を引き起こす可能性も考えられるため、ブラウザ(chrome)で帯域制御を行うこととします。


chromeでの帯域制御の設定方法


chrome右上の3点ボタン(ハンバーガーメニュー)をクリックして【その他のツール】ー【デベロッパーツール】をクリックします。

またはショートカットCtrl+Shift+iで起動します。

デベロッパーツール


デベロッパーツール(DebTools)が起動したら歯車アイコンをクリックします。

歯車アイコンをクリック

左メニューのSettingsの中から【Throttling】をクリックし、真ん中メニューに表示される【Add custom profile】をクリックします。
Add custom profile

Profile Nameに任意の名称(ここではUp)、Download/Uploadに帯域制御したい値をそれぞれ入力します。

単位はうす文字で表示されている通り、kbit/s単位です

70Mbps前後にアップロードを抑えるため、81920を入力しています。

最後にAddボタンをクリックします。
帯域制御kbit/s

以下のような表示になった後閉じます。
Up
デベロッパーツール(DebTools)に戻り、Networkをクリックします


No Throttlingをクリックし、Customの項目から先ほど設定したUpを選択します。


これでchromeを使ったアップロードが帯域制御されます。


デベロッパーツール(DebTools)を開いている間はこの帯域制御の設定が有効になります。

つまり一度設定すれば常に帯域制御されている状態になるわけではなく、有効にしたいときにデベロッパーツール(DebTools)を開き、No Throttlingをクリックして、Customの項目から呼び出す必要があります。

少々面倒くさいですね。

常に有効にしておく方法がないのか情報を探してみます。









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まったりと生きているネットワークエンジニアです。
指先ひとつで基幹ネットワークがダウンさ(トラウマ事例)
サーバー周りは勉強中。
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