YAMAHAルータ
最近はCisco製品ばかりを触っていましたが、久しぶりにYAMAHAルータを触る機会がありました。
YAMAHA独自の設定方法はCiscoに慣れていると癖が強く感じて、戸惑うことが多いですね。
忘れないように設定に関するメモ書きです。
間違っていたらコメント頂けると嬉しいです。
【Ciscoでは設定出来るがYAMAHAルータにはない機能】
コマンドリファレンスを読んだ感じ、RTX830では見当たらなかった機能関連です。
・STP未対応
・STP代替え機能(Flexlinkのような機能)
・スイッチポート(LAN1。ポート1から4)で、タグVLAN とポートVLANを併用は不可
例えばポート1からポート3をクライアント用のポートVLANを設定、ポート4を対抗スイッチとの接続用にタグVLANを設定というような、Ciscoルータで当たり前のように設定している事が出来ません。
・スイッチポートごとに特定タグVLANを割り当て
ポート1にタグVLAN10、ポート2にタグVLAN10とタグVLAN20を割り当て、みたいな柔軟な設定は出来ません。(多分)
・ネイティブVLANを通さないように設定する機能
タグVLANを設定すると、ネイティブVLANまで通過しているような動作になりました。
おかげでループが発生しました。
RTX側で止める手段は発見できず・・・
ネイティブVLANを除外したいのに出来ないため、柔軟なネットワーク構成が組めませんでした。
【デフォルトで無効な機能】
・詳細なログ出力機能
・Telnet/SSHコマンドをルータ上で使う
security class 1 on on on等の設定追加が必要です。
【RTX830設定の基本 】
【タグVLAN】
vlan lan1.1/1 802.1q vid=10 name=Test1
【ポートVLAN】
※RTX830はVLAN1からVLAN4まで設定可
VLAN名称はdescriptionで設定するしかないようです。
ヤマハの設計思想としてはVLAN関連はルータではなくスイッチに任せる、ということのように感じます。
【その他】
デフォルトでSJISの日本語表示はやめてほしいですね。TeraTermのデフォルト文字コード設定(UTF-8)と相性が悪く、文字化けが酷い 。
console character en.ascii
→英語で表示に変更する、文字コードはASCII。これでTeraTermの設定によらず文字化けが回避可能になります。
感想としては・・・YAMAHAルータは小規模拠点のようなシンプルなNW以外では触りたくない、という感情しか湧きません。
ちょっと複雑なNW構成をやろうとすると破綻します。
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