15.36TBのSSD、PM1633aが登場!HDDの優位点は価格だけ

2016年3月4日金曜日

SSD

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15.36TB容量のPM1633a


サムスンが「V-NAND」と呼称する3D NAND技術(※)を使ったSSD「PM1633a」が2016年中に発売予定です。

※3D NAND技術
 メモリセルを積層化し(3D)、フラッシュメモリを大容量化する


PM1633aは2.5インチサイズで容量はなんと15.36TB!
2016年時点で世界最大容量の製品です。


HDDの最大容量の製品は、現在10TBでヘリウム充填したHGST製Ultrastar He10シリーズなどが発売されています。

HDDの容量増加ペースが鈍くなっているところに大容量SSDのPM1633aが登場して、一気に単体ドライブとしての容量でSSDが追い抜くことになりました。

近い将来にUltrastar He10シリーズの後継機種が出ても、恐らく12TBあたりでしょうから今回抜かれたらもう容量勝負でハードディスクは勝てない状況になりそう。

価格に関しても、2011年に発生したタイの大洪水で部品メーカーが被災した際に、価格が上昇して一向に値下がりしない状況が続きました。



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・書き込み/読み込み性能はSSDが圧倒的優位。

・消費電力、発熱、耐衝撃性、重量、静音性についても同様。

・書き込み寿命に関しては、SSDの大容量化とコントローラの進化で神経質になる必要はないレベル。


HDDもいよいよ引退の道が見えてきました。


バイト単価


HDDが死亡確定するのはバイト単価の価格差次第といった状況で、現在おおよそ以下のような感じ。

HDDのバイト単価 2012年 約10円  2015年 約7円
SSDのバイト単価 2012年 約112円 2015年 約44円

2012年の段階で11倍ほどあったバイト単価の価格差は、2015年で6倍と順当に差を詰めています。

このペースで進むと2020年前後に一気に追いついたりするかもしれません。

HDDメーカーがSSDメーカーを買収して、SSDを取り扱うようになるのも頷ける話です。
座して死を待つより懸命な選択といえそう。


それにしてもSSDが登場時、書き込み寿命の問題でエンタープライズ向けなんて売れないと思っていたのに、こんなにたくさんの製品が出て受け入れられるとは完全に予想外。

圧倒的高性能の魅力と、技術革新を舐めていました。



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まったりと生きているネットワークエンジニアです。
指先ひとつで基幹ネットワークがダウンさ(トラウマ事例)
サーバー周りは勉強中。
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