Catalyst2960Lにsnmp mib flash cacheを設定する際の注意

2020年4月14日火曜日

Catalyst

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snmp mib flash cacheによる不具合


Catalyst2960Lで使用しているIOSが15.2(7)E0aより古いバージョンの場合、
「snmp mib flash cache」のコマンドを設定するとハングアップしたような状態になります。

状態としては機器が完全にハングアップするわけではなく、数分経つと応答を返します。

しかし時間経過で再び応答が無くなるため、応答がある間にsnmp mib flash cacheの設定を削除する必要があります。

この現象はバグが原因でした
https://quickview.cloudapps.cisco.com/quickview/bug/CSCvm53867

なおsnmp mib flash cacheの設定ですが、15.2(7)E0aを適用したCatalyst2960Lではデフォルトで有効になります。


そのため、よくある障害パターンは以下のとおりです。

新規にCatalyst2960Lをセットアップする際に15.2(7)E0aのIOSを適用したCatalyst2960Lのコンフィグをコピー。

15.2(7)E0aより前のIOSを搭載したC2960Lにコンフィグを貼り付け。

snmp mib flash cacheのバグが発動してハングアップが発生。


このバグにについては古いIOSでもsnmp mib flash cacheの設定が出来てしまうのが厄介なところですね。
 

そもそもこの設定が出来なければ停止するような事態に遭遇はしないのですが・・・

まあCatalyst2960LはCatalyst9200に役目を譲ってそろそろお役目御免となる時期ですから、あまり困るような人は少ないとは思います。




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まったりと生きているネットワークエンジニアです。
指先ひとつで基幹ネットワークがダウンさ(トラウマ事例)
サーバー周りは勉強中。
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