PC起動時に重い
安価なパソコンだと起動ドライブ(Cドライブ)が高速なSSDではなく、低速なHDDを採用している事がほとんどです。
そのため、Windowsの起動直後は猛烈なディスクアクセスを捌ききれず、非常に重い状態に陥りがちになります。
結果として、PCがまともに操作可能となるまで、長い時間がかかってしまいます。
またHDDもノートPC(2.5インチサイズHDD)とデスクトップPC(3.5インチサイズHDD)では性能が異なり、一般的に2.5インチサイズHDDは3.5インチサイズHDDと比べディスクアクセス性能が劣ります。
そこでWindowsの不要なサービス・アプリを停止することでディスクアクセスを緩和させ、起動直後に重い状態となる時間を少しでも短くしたいと思います。
デスクトップ画面が表示された後、なかなか操作を受け付けないのはストレスですからね。
タスクマネージャーで重いアプリを確認
どのアプリがアクセス過多の原因となっているかを確認するために、スタートアップにタスクマネージャーをセットしてWindowsの起動直後にタスクマネージャー立ち上げました。
結果、Microsoft compatibility telemetryのディスク使用率が高い割合で推移していることを確認しました。
他にも遅い原因となるアプリがありそうでしたが、まずは一つ一つ確認して潰していきたいと思います。
Microsoft compatibility telemetryとは
マイクロソフトのコミュニティサイトでMicrosoft compatibility telemetryについての言及がありました
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows8_1-performance/microsoft-compatibility/11267911-b08d-4573-a0fe-1b7891288b03?auth=1
機能としては Windows 利用中の互換性に関する問題や情報のテレメトリー (Microsoft での匿名化された情報の収集) のようです。
使用履歴などをMSに送付するだけで、ユーザーには全く利点のない、不要なサービスですね。
むしろMicrosoft compatibility telemetryが動作することでWindowsが重くなる分だけ邪魔なアプリのため、設定変更で停止します。
Microsoft compatibility telemetryの停止手順
「ファイル名を指定して実行」からタスク スケジューラを起動します。
ショートカットキー「Windowsキー+R」で「ファイル名を指定して実行」を起動し、名前に「Taskschd.msc」を入力してOKボタンをクリックします。
タスクスケジューラの左メニューから
タスクスケジューラライブラリ
>Microsoft
>Windows
>Application Experience
画面中央の「Microsoft Compatibility Appraiser」を右クリックして「無効」をクリックします。
これでMicrosoft compatibility telemetryがWindowsを立ち上げ時に自動起動するのを停止することが出来ます。
また、もし変更後に問題が出た場合、同じ手順で「有効」をクリックすることで元の状態に戻すことが可能です。
結果
Microsoft compatibility telemetryを停止することで、OS起動時の操作不能となる時間が目に見えて改善されたので、非力PCユーザーほど恩恵が大きい変更項目といえそうです。
逆に高性能なSSDのマシンでは、体感速度の向上はありませんでした。
SSDへの負荷軽減になるから、無駄ではありませんが少し残念です。
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