マイナンバーカードを取得した後、いまのところほぼ使う機会がないですが(NISA口座の登録更新に必要だったくらい)、スマートフォンがマイナンバー対応すると聞きましたが
マイナンバー対応スマートフォンってなんでしょう?
iPhoneもマイナンバーカード代わりになるってどういうこと?
ちょっと調べてみました。
マイナンバー対応スマートフォン
情報元はITproの下記ページ
NTTドコモからマイナンバーカード対応Androidスマホが登場
いずれもAndroidスマホのNFC(近距離無線通信)で、マイナンバーカードの内蔵ICチップに搭載した公的個人認証(JPKI)の電子証明書を読み取れる。2017年1月から読み取り用アプリが公開される予定。JPKIはマイナンバーそのものは使わない。利用者がカードを持っている事実とパスワードの入力によって本人と確認できる。
要するに、マイナンバーカードが持つICチップ内情報を確実に読み取れる機能をもったスマートフォンをマイナンバー対応スマートフォンと呼ぶようですね。
マイナンバーカード代わりにスマートフォンを使えるようにすることで、マイナンバーカード自体を持ち歩く手間・リスクを無くすという思惑のようです。
スマートフォンは基本的に常に持ち歩くものですから、理にかなっているといえばそうですが、懸念点も考えられます。
(スポンサーリンク)
セキュリティとか大丈夫?
スマートフォンを紛失した場合、マイナンバーカードを悪用されるリスクがあります。
ただでさえスマホは個人情報の塊なのに、ますます紛失リスクが重くなります。
セキュリティについてはスマートフォンの指紋認証やパスワード入力でロックするのが常識になっているから大丈夫という事らしいですが、それでも紛失時のリスクやウイルス感染でのデータ流出などを考えると、スマートフォンにマイナンバーの情報を持たせるのは怖いですね。
マイナンバー対応スマートフォンを謳うには、バイオメトリクス認証が必須要件と言うわけでもないようなので、特別なセキュリティ規定は無さそうに見えます。
普通に考えて、セキュリティに敏感な層には利用されるか微妙な気がします。
日常生活の中で便利になるサービスを提供出来なければ、スマートフォンは対応しているけど誰も使わない不要な機能の一つとして埋もれていくのはないでしょうか。
少なくともいま現在の状況では、カードを持ち歩いて利用する機会・場所がまったくありませんから。
また、スマホの電源が切れたら不意に使えなくなるというのも、ネガティブ要因の一つですよね。
公共機関にスマホ用電源の貸し出しサービスなんてものを期待するわけにも行きませんし。
要するに
卵が先か鶏が先かで、マイナンバーカード普及が先か利用可能なサービス普及が先か、という話になるのかな。
総務省としては、とりあえずマイナンバーカードや対応スマホを増やしていけば、利用できるサービスもそれに伴って増えていくに違いないと安易にお役所的に考えていそう。
使えるサービスがないのに普及が進むとは思えないため、行政手続の利便性向上を図ってほしいと思います。
カード持っている人は優先処理して、窓口での待ち時間短縮できますよとか。
ただスマートフォンが対応したら、PC用のICカードリーダーを別途用意する必要がなくなるかもしれませんね。
スマートフォン1台で確定申告が完結する時代が来そうです。
確定申告で税務署に行くと非常に混みますから!
0 件のコメント:
コメントを投稿